[サデイスティックなかわいい子はお好き?] ウェンズデー ネトフリックスオリジナル 評価

NETFLIX限定ドラマ評価

こんにちは、カプリカです

今回はネットフリックスオリジナル「ウェンズデー」を評価したいとおもいます。

ドラマ「ウェンズデー」は「アダムス・ファミリー」の長女「ウェンズデイ・アダムス」を主人公にしたスピンオフ作品で、ジャンルは学園ドラマサスペンスです。

今回もネタバレなしで評価していきますので最後までご覧ください。

Netflix 公式 X

ウェンズデーはおもしろい!! 評価・個人的な所感

「ウェンズデー」ずばり点数は85点

事前情報なしに見始めたら1話から引き込まれました。これだからネットフリックスドラマはやめられない、作品の質が高く満足のいく作品です。

ですが、作中のストーリーや生徒や学園の描写に難あり。そこをうまくできていれば90点台の大台に乗れたに残念ではあります。

しかしシーズン2がすでに決定され制作も進んでいる情報もあり、セカンドシーズンが楽しみな作品です。

「ウェンズデー」あらすじ アダムス・ファミリーって?

あらすじ

アダムスファミリーの一員として育ったウェンズデー、学校で問題を起こし、かつて親が通っていたネバーモア学園に入学する。

そこでは多種多様な能力者や化け物が集まる、いわゆる「のけ者たち」の学校だったのだ。

ウェンズデーは学校から脱走を試みるもの、目の前で不可解な事件が発生する。血なまぐさく陰湿好きなウエンズデーはこの事件に興味を持ち出す・・・。

アダムスファミリーって何?

wednesdayaddams 公式X より

「アダムスファミリー」とは不気味なことや怪しい魔術、残虐なことなどが好きなお化け一家。そんなアダムス一家が繰り広げる笑いありホラーありの作品である。

1973年に雑誌で掲載されていた漫画で、1964年にドラマ、1973年にアニメが制作されている。また日本で一番知名度が高いであろう映画版が1991年に制作され、大ヒット。こちらの作品は現在NETFLIXで視聴できる。

また、ブロードウェイでミュージカル化され日本にも上陸、さらに2019年、2021年にはCGアニメとして「アダムス・ファミリー」「アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!」が制作されその人気の高さがうかがい知れる。

結局ドラマとのつながりは? みなくても大丈夫?

結論、見なくても大丈夫!!

私恥ずかしながら、海外映画・ドラマ好きを自負しておりながら、アダムスファミリーを今まで見ていなかった。人生何度かこの名前を聞くことがあったが、興味を持てず調べもしなかった。

しかし「ウェンズデー」を見る途中気になって映画のほうを見ましたが、共通点は登場人物くらいで、ストーリー自体につながりがあるわけでもありません

性格や雰囲気も映画版とは少し違うこともあり、「ウェンズデー」からで十分楽しめます。逆に映画版をみるとギャップを感じてしまうので、もし気になった場合最後までドラマを見てから映画を見ることを進めます。

正反対ともいえるキャラ 

かわいいお顔から「感情=弱さ」と言い放つ圧倒的個性の塊 「ウエンズデー」

ここからはこの作品の良かったことを書いていく。

かしこく、芸術肌でフェンシングからカンフーまで、どれをとっても引けを取らない才能の持ち主、「ウエンズデー」性格を除いては・・・。

実際はゴスロリ衣装を身にまとった皮肉屋で他者を寄せ付けない冷淡さを持っている。しかし弱者には優しく、自分なりの正義感を持ち合わせており、視聴者はギャップ萌え間違いなし。

「ジェナ・オルテガ」という存在

キャラクターの「ウェンズデー」もかなり個性的だが、それにも負けず劣らずの俳優「ジェナ・オルテガ」の演技力が群を抜いて素晴らしい。

容姿もかわいらしく、小柄なのだが、表情からは一切笑みもこぼれず、瞬きもしないがん開きの演技で、「ウェンズデー」が持つ異様な雰囲気と強烈な皮肉が相まって「ウエンズデー」×「ジェナ・オルテガ」という図式が成り立つ。そうすると1話目から癖になり、2話目からは虜になっているのだ。

「ハンド」という便利で愛されキャラの存在

笑みもなく感情に疎いウエンズデーと対照的に、手しかない、というか手そのもの!!の「ハンド」は人間より人間味臭く、傷つき家族思い。

体全身を使う喜怒哀楽の表現は愛くるしくこの世界をユーモラスにするのに一役買っている。

彼の存在が物語の展開の潤滑油として、時には癒しとして大きな役割りを担っているのは間違いない。

ではこれだけほめて点数が80点止まりなのはなぜ? 

主人公以外の魅力の低さ・設定不足

魅力的なキャラがいないわけでもないですが、のけ者たち(能力持ち)の集まりとしては没個性が多すぎる、普通の人間と間違えるほど。

そういう設定にしたのであればもっと生かすべきであったし、授業風景も普通の授業(植物の授業しかしていない)をしており、力のコントロールやどうやって人間社会に溶け込むかといった能力を持った側の視点で授業風景を見せるべき。ネバーモア学園の存在意義すら見えてこない。

ストーリーラインの陳腐さ

見せ方、話の展開方法が群を抜いているだけで、ストーリー自体は手放しで褒められるべきものではない。

ネタバレになるので詳しくは書かないが、メインストーリーも及第点、そこに恋愛要素まで盛り込んできた、もう普通の学園ドラマでしかない。

のけ者たちって何? 作中で一切説明がない!!

急にのけ者たちという言葉が出て、学校になじめない子供たち(社会性がないとかいじめられているなど)が来るところかと思ったら、まさかの怪人たちの集まりであった。

そういった存在が世間一般に広まっていないあくまで噂程度のものかと思ったら、町民にも普通に知られているし、設定が意味不明

もしかしたら原作漫画やその他媒体で「のけ者」が前提条件として認知されているのかもしれないが、作中なんの説明もないまま話が進むためアダムスファミリーを一切知らない視聴者は置いてけぼり、ドラマや映画ではしてはいけない愚策である。

ちなみに1991年の映画でもそういった描写はなかった。(確かに純粋な人間なのか不明なキャラも出てきてはいるが、ストーリーには一切かかわらないため気にならない)

ハリーポッターなら、序盤でこの世界には魔法が存在し、魔法使いはごく一部の人を除いて知られていない、2時間の映画ですらそういった背景が分かるのに8話もありながら言及しないのは不親切極まりない。

まとめ

実をいうと見る前は期待していませんでした。思い付きで見始めてあらすじ概要すら見ておらず、何系のドラマかもわからずおそらくホラーだろうなと見始められたらまさかの学園サスペンスストーリ+恋愛もの。度肝を抜かれましたね。

ストーリー自体もありきたり感ではあったが、演出でカバーしており、主人公がジェナ演じる「ウエンズデー」でなかったら凡作ドラマと評価の可能性もあった

しかし見せ方、ストーリー展開は目を見張るべきものであり、すでにセカンドシーズンも制作中かつストーリーも路線変更してホラー要素強めで行くらしく楽しみで仕方がない。

今回きつめには書いていますが、世界中に評価され、実力は間違いなし、だからこそ

もっと面白く今後も語り継がれるような作品になってほしく、期待を込め書きました。

ではみなさんセカンドシーズンで会いましょう。

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